現場記録詰め(仮)

いろいろ途中の状態だけど許してください。

信長を殺した男2023感想


朗読活劇『信長を殺した男』
木瓜チーム
04/29 東京芸術劇場シアターウエス

 

初めての東京芸術劇場。建物の中に入ったことはあるけど、劇場は初めて。


良かった。楽しかった。
脚本と演出が岡本さんだったため、あまり期待をしないようにして臨んだが、意外と楽しかった。一回きりの観劇であれば楽しめるのかもしれない。
現実に引き戻される最後の台詞以外は好きだった。綺麗な演出だった。

前方席だったので、舞台との距離が近くて、出演者の表情が分かりやすくて。楽しかった。
シンプルな朗読劇は前方席の方が良い。


印象に残った登場人物たち。


明智光秀

陳内さんの光秀がとても良かった。
煕子とのやりとり、中でも、出会いから結婚までのシーンが特に好き。ちょうど目の前でお芝居をされていたので表情などがよく見えた。座った状態での朗読だったが、役として台詞を言っているだけで汗が流れていて。大きな熱量を感じた。

陳内さんはお芝居がとても良い。歌もダンスもアクションもない、お芝居で魅せる作品だけを見ていたい。


豊臣秀吉

吉高さんのいろいろな表情、あまり見たことがない表情を見ることができて楽しかった。
草陰に隠れて信長と光秀の会話を聞いているところ、表情だけで光秀に喧嘩を売っているところが特に好き。

他の俳優が演じる秀吉を見たことがないので確実なことは言えないが、登場人物の中でもどこか異質な雰囲気があり、感情を分かりやすく表現できるので、演じていても見ていても楽しい役なのではないかと思った。経験の浅い人が配役されそうな印象。

吉高さんは張り扇を鳴らすのが上手かった。私が観た公演では全て綺麗に鳴っていたように思う。
正座をするときに、ひとりだけ片足の上に片足を乗せていて特徴的だった。左足の上に右足が乗っていた。


徳川家康

何年も前からお名前は知っていたが、今回、お芝居を初めて見た葉山さん。
目立つ役柄ではなかったが、雰囲気が良く、どこか惹かれるものがあった。場面に合わせた自身の役割を上手く果たしていたように思う。

 

特に好きな写真。